日記

中国の水汚染は中国と外国メーカーの責任

先日中国の江蘇省昆山市の工場で爆発があり、死者69人、負傷者約190人の大事故につながった。

その記事を見た時、以前にNHKのドキュメンタリー番組「ドキュメンタリーWAVE」で水質汚染と闘う〜中国・ガン多発村で何がおきているのかという興味深いTVが放送されていたのを思い出した。

舞台は爆発事故があった昆山市。この地域が抱える水汚染問題から番組が始まった。

かつては美しかった川.png

今は全体的に汚染されたイメージがある中国だが、かつては環境汚染もほとんどなく美しかった。しかし、世界の工場として多くの工場ができてから一変してしまったのだ。

特に昆山市は上海や蘇州といった大都市に近く、ハイテク企業に的を絞った積極的誘致策を取り、中国国内で経済的に最も成功した県級市と言われている。

精密電子や精密機械、精密化学工業等ハイテク産業を中心にアメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、日本、台湾等数か国と、地区の企業が数百社進出している。

中国の水汚染 同心村.png

この昆山市の同心村という小さな村が深刻な水汚染に晒されていた。

中国の川.png

同心村に流れる婁下河は四方をハイテク産業工場に囲まれていて、リチウム電池を作る工場やプラスチック化学工場、携帯電話基盤工場等からの排水により川が汚染され村人の多くがガンになり苦しんでいた。

工場から出る排水は法律では川に流しても問題ないくらいまできれいにしてから流さなければならないが、十分な措置をとらず真っ黒な排水を流し、隠し配管まで作りさらに汚染された水を垂れ流していたのだ。

汚染具合.png

環境NPOが川の汚染度を調査会社に依頼した時のデータだが、銅は基準値の35倍、ニッケルは5倍と非常に高い汚染度だった。

銅は連続して大量に摂取すると慢性中毒を起こし、ニッケルは一部の野菜に濃縮されやすい物質で人体に入ると抜けにくく高い発がん性がある。

隠し配管汚染具合.png

隠し配管付近の水においては銅216倍、ニッケル13倍と異常な値になっていた・・・。このように汚染された川が存在する事自体が日本ではまず考えられない事だ。この川の水は上海までつながっていて飲水や農業用水として使われているらしい(さすがに処理していると思うが)。

水道水は高い.png

村人たちの多くは貧困に苦しんでおり、水道水を買うお金を出す事ができずにこの川の水を使って野菜を育てたり、生活に必要な水として使っていた。これほど汚染された水を使えばガンの発生率が上がってもなんら不思議な事ではない。

日本であればこのような事態になった時は役所がすぐに動いて対応するが、中国の役所はなかなか動かない。工場側から賄賂でも受け取っているのか完全に工場寄りで全く対応しようとしていなかった。

中国は昔から地方役人の腐敗が酷い国だが今でもそういう負の部分は受け継いでいるらしい。金のない村人などいくら死んでも構わないと思っているのだろう。こんな国で生まれなくて本当によかったと今更ながら思った。

この川だけが特別だと思うかもしれないが、この川はまだ汚染が少ない方で、このような水汚染は中国の至る所で起こっている。

汚染地域.png

泡まみれの川.png

工場からの有害物質を含む排水で泡だらけの川や

魚の死骸.png

魚の死骸で埋め尽くされた川など各地で異常な事態となっているのだ。

中国は全体の上位10%の人間が全体の総資産の63.9%を占めており、さらに上位1%の人間が全体の3割を占めるという貧富の差が激しい国だ。一部の富裕層は汚れた水を飲まなくても処理された水道水を利用したり、ミネラルウォーターを買っているが、その他の貧しい人々はきれいな水を買う事もできずに汚染された水を利用している。

汚染水.png

昔は美しかった川をここまで汚染したのはもちろん中国が悪い。しかし、様々な国の工場の進出や巨大メーカーが中国の工場に製品を安く作らせている事も大きな要因だろう。

番組内でも川に汚染水を流していた中国の携帯電話基盤工場と発注メーカーのアメリカの企業と環境問題のNPOとの話し合いがもたれていたが、アメリカの企業はほぼ知らんぷりのように思えた。

自分たちの国では規制が厳しく環境を破壊する事ができないからといって、規制の緩い他国を汚していい道理はない。巨大メーカーたちは汚染対策を怠り、労働者を安い給料で働かせているからこそ安い値段で製品を作る事ができているという事を今一度考えて欲しい。

日本のメーカーも同じで、何かの記事で日本メーカーの昆山工場で工場内にプールを設置して金魚を泳がせているというのを見たが、工場を出て少し歩けば魚は死に人は病に侵されるほど汚染された川が存在しているという事を忘れないように汚染対策を徹底して欲しい。

それにしても毎回艱難辛苦の中にある中国の貧しい人々の暮らしを見る度に非常に哀れに思う。中国共産党の「国防及び科学、工業及び農業技術の現代化を実現し、国を富ませ強くし、民主的かつ文明的な国を建設することで共産主義の実現を目指す」という理念の民主的かつ文明的な国というのは今の中国に当てはまるのだろうか。

かわいそうな歴史の国の中国人 (一般書)




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NHKネットクラブ 番組詳細 ドキュメンタリーWAVE「水質汚染と闘う〜中国・ガン多発村で何がおきているのか」
中国昆山の自動車部品工場、安全基準違反が爆発の原因=新華社|Reuters
| 日記 |

トンボの犬用歩行補助ハーネスはなかなかいい

人間の寿命が長くなったのと同じように犬や猫等のペットも最近は皆長寿になってきた。

ペットフードの質がよくなった事やペットの栄養についての研究が進んだ事、動物医療技術が進歩した事等が長寿につながっているのだろうか。

しかし、それに伴いどこかしら体に不調を抱えながら生きているペットが多くなってきた。この辺りも我々人間と同じだ。うれしいのか悲しいのかは分からないが、年を取り自分で自分の事ができなくなっても誰かが介護してくれる事で生きていく事ができる。

私の家の犬も随分高齢になってきて昔ほど飛んだり跳ねたりする事もなくなり寝ている事が増えてきた。おそらく足が弱ってきているのだろう。

けれども、足が弱ってきても毎日の散歩をとても楽しみにしている。1日中家の中でいるので他に楽しい事もあまりないのだろう。目をきらきらさせながら催促してくるので足を心配しながらも毎日散歩に連れていく。

これから足の具合が悪くなる事はあっても良くなる事はないだろうと思い、少し前に犬用の歩行補助ハーネスという物を買ってみた。

とりあえずどんな物かを知りたかったので某有名ペットメーカーの老犬介護用歩行補助ハーネス(確認しなかったのだがやっぱり中国産だった)を2000円程度で買ってみたのだが全くもって駄目。

後足に装着して持ち上げてあげる事で負担を減らすという仕組みなのだがバランスが悪いし気をつけないと逆立ちで歩かせるような状態になってしまう。歩行補助ハーネスなんてこんなものなのかと諦めていた時に友人が学生服のトンボが犬の介護用ハーネスを販売し始めたと教えてくれた。

株式会社トンボは岡山県に本社を置く学生服の大手で、創業はなんと明治9年。私も学生時代お世話になったものだ。

学生服の需要が減ってきたのを機に人間の介護服等も販売し出したのは知っていたがペット事業にも進出してきたようだ。

様々な商品で安価な中国製が幅を利かせているが、学生服は約8割が岡山県で製造されている。トンボを始め、富士ヨット学生服やカンコー学生服が本社を岡山に置いている影響だろう。

トンボは今月の2日にも鳥取に新工場を設立しており、日本の技術を大事にしている印象を受ける。現地の雇用にもつながるしこういう企業がもっともっと増えて欲しいものだ。

トンボの歩行補助ハーネスを検索してみたのだが大手のショッピングモールではまだ扱っていないようで見つからなかったのでメーカー直売ショップで買う事にした。
トンボ「with(ウィズ)」ハーネス・老犬介護用品ショップ

犬の介護用品は「with」という名前で販売しているようだ。ショップも開設して間もないようで商品数もまだまだ少なかった。

デザイン的には明るくてかわいらしい感じなのだが、トンボは人間用の介護服のコンセプトも「明るい介護」なのでその辺りが影響しているのだろう。

トンボ犬用介護ハーネス.jpg
画像-トンボ「with(ウィズ)」ハーネス・老犬介護用品ショップ


胴輪と下半身の部分を補助するハーネスが一体となっているので前に買った粗悪品とは違いバランスもよく安定感がある。もちろん素材にもかなりこだわっていて裏地には人間用のサポーターに使われている新機能医化学的繊維IOCA-C21まで使っているという贅沢さだ。

新機能医化学的繊維 「iOCA−C21」 は、素材の核となるマイナスイオン粒子・備長炭由来の炭素粒子をナノテクノロジーを使い配合させることによって完成されたもので、その結果、生体の免疫系のひとつである非特異性免疫機能を亢進させ、特に貧食細胞(マクロファージ)やナチュラルキラー細胞の活性化を亢進させる、優れた免疫機能を有します。
上記の機能を持つ製材を繊維に練り込んだ [iOCA−C21」 は、生体の新陳代謝系に対して同様の効果作用を示すであろうことは学術論文上十分期待できるものであり、動物実験を用いてすでに証明され、医学学会に於いても発表済みであります。



ペット用品店IDOGのrinne素材シリーズの服もIOCA-C21を使った日本製(富山)→IDOG rinne(リンネ)素材使用商品


値段はかなり高いが仕組みもよく、きちんと日本の工場で質の良い素材を使って製造されている物だからこれくらいしてもよいのではないかと思う。

最近はどこもかしこも中国や韓国の物ばかり。値段は安いかもしれないがそれ相応のリスクがある事を忘れてはいけない。食品については日本マクドナルドやファミリーマートが仕入れていた中国産のナゲットのケース(衛生管理ができていない工場で腐った肉を使用して賞味期限を改ざんしていた)や中国産ペットフードの大量死事件等、危険性が表面化してきているが、その他の製品に関しても必ず何かあるだろう。

マクドナルドは中国産をやめてタイ産に切り替えると宣言したが、ファミリーマートは懲りもせずこれからも中国企業から仕入れるらしい。二度とファミリーマートで物を買う事はないだろう。

世界に誇れる日本製を購入する事は、値段は高いかもしれないが質は良く、安心感は段違いであるし、日本人の雇用にもつながる。

トンボのような企業には頑張ってもらいたい。CSRも素晴らしい→トンボCSRレポート

(関連のある外部リンク)
トンボ学生服・とんぼ体操服の株式会社トンボ
トンボ「with(ウィズ)」ハーネス・老犬介護用品ショップ
介護服・介護ウエア・検診衣・健診衣のキラク・KIRAKU

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