日記

楽天に終焉の足音が・・・優勝セールで浮彫りになった不信感

楽天市場・・・12年12月期の流通総額は1兆3000億円程度とされている日本のネット通販企業最大手だ。

私はネットで買い物をする時の約6割で楽天を利用しているダイヤモンド会員なのだが、もう楽天を利用するのはやめようと思っている。

その理由は皆ご存じの優勝セールだ。

値段に関しては今までも楽天よりAmazonやyahoo!ショッピングの方が安い場合が多々あった。だが、ポイント等を考慮すると少し楽天が高いくらいのケースも多かったので惰性で楽天を利用していた(期間限定のポイントが見事なタイミングで入ってくるので)。

だが、今回の楽天優勝セールはあんまりだ・・・酷過ぎる。

11月4日検索ワード 楽天買えない.jpg

11月5日検索ワード 楽天買えない.jpg

これは11/4と11/5の私のブログに訪問してくれた人が検索した言葉だが、「楽天 買えない」「楽天優勝セール 買えない」等、悲しい言葉ばかりだ・・・。

私は以前の記事で目玉商品を狙うなら限定1個等の商品や転売しやすい商品を狙わずに、そこそこ数があり転売してもうまみが無い商品を狙うべきだという記事を書いていたので、その記事を見てくれたのだろう。

限定数のみ販売している物が買えないのはある意味仕方がない。人の手で買っている以上難しい。

楽天の「楽天スーパーSALE」「転売屋」が暗躍か、注目商品の事前告知逆手に|通販新聞

だからこそ「買えなくてもあまりカッカしなさんな。プレゼントだけ応募したり、日頃より少しは安い物もあるからそれで我慢だよ」という意味も込めて記事にしていたのだ。

だが、セールが終盤に入ってくると検索ワードが変わってきた。「楽天セール 詐欺」「楽天セール 二重価格」「楽天セール 定価 おかしい」「楽天優勝セール 一方的にキャンセル」「楽天 不正」「楽天セール ぼったくり」等のようなワードが増えてきたのだ。

その時私は「おいおい、またやらかしたのか・・・」と思った。実は今回の日本一大セールの前のリーグ優勝セールの時にもセールとは名ばかりのぼったくり価格で販売されていた商品が山ほどあったのだ。

私は、まさか日本一という冠のついたある意味神聖なセールでそんな事をする店舗はないだろうとは思っていたが、念の為「楽天日本一大セールで買い物をする時は価格調査を徹底しよう」という記事を書いて注意喚起していたのだが、そのまさかが起こったという事だ。

調べてみると、大根5kgの通常価格11125円、シュークリーム10個の定価12000円、スルメイカ10枚が通常価格17310円、iPhone4sが通常価格433915円と驚愕の通常価格、定価を設定し、そこから77%引きなどとして販売されていたのだ・・・。

さらに調査が進み、現段階で20数店舗、計約1000点の景品表示法違反二重価格表示が判明している。

この二重価格表示に関しては、前回のリーグ優勝セールの時にも普通にまかり通っていたのだが、何故かその時はニュースにならなかった。だから一言いっておくが、この二重価格は今回の日本一大セールが初めてではなく前から行われていた事だ。

楽天市場の有力店舗・本紙商品価格調査「不当な二重価格」一定数、「食品」「アパレル」で目立つ|通販新聞

二重価格ではないにしろ、セール大特価が通常売価と変わらない商品や逆に値上げして販売していた店舗もあった。これも前回のセールでは山ほどあったが、今回も確認されている。

こんな不正がまかり通っていいのだろうか。

私のように長年インターネットで買い物をしている人なら、おかしいなと思ったらすぐにamazonやyahoo!ショッピング、価格.com、個人店舗等と比較するので、価格の不自然さに気付くのだが(1商品比較し忘れて買ったが案の定高かったのは内緒)、ネットでの買い物に慣れていない人なら数字だけを見てしまい、コロッとだまされてしまうだろう。

その証拠に前回も今回も特に安くもない商品がたった数秒、数分で売り切れていた。amazon等では平気で残っているような商品がだ・・・。心の中でやめとけ・・・やめとけ・・・と思ったくらいだ。

その他、○個限定等の商品に関しても様々な疑惑が生じてきている。大前提としてその商品が存在したのか等だ。例えばルンバが20個限定で売り出されていたにも関わらず1個しか販売履歴がなかった等の情報も出てきている。

もしこれが事実ならとんでもない事で二重価格以上の問題になるかもしれない。それにしても毎度こういう不正を見つける人は探偵かと思う程の能力だなと感心してしまう・・・。

楽天の発表では店舗が勝手にやった事で与り知らぬとの事だが、そんな店舗が山ほど存在するショッピングモールなどもはや信用できなくなった。別に楽天でなくても買い物はできるし、楽天でなければ買えない物など大してないのだから。

amazonもあるし、お禿様が力を入れてきているyahoo!ショッピングもある。yahoo!ショッピングはTポイントが使えるようになってからさらに重宝している。なんたって現実世界でも使えるから。

さらに、私的におすすめなのはそういった大規模なモールに所属していない個人ショップだ。個人ショップはモールの費用等がかからないからなのか実は安い販売価格で売っているところも多いのだ。さらに、客がモールのようにたくさん来てくれないので一人一人の客を大事にしてくれる店舗も多い。私が毎月除菌水を買っている店なんて最初はネットで注文したけど、今は電話で「○○ですけど、いつものやつ代引きで。」と言うだけで分かってくれる程で、たまに無駄話までしている。

ネットでの買い物は現実の買い物とは違い、より信用が大事になるのだ。そんな中こんなふざけた事をする店舗やそれに対してニュースで報道されるまで動かない楽天にはほとほと愛想が尽きた。

このブログにも今まで楽天の広告を貼っていたが、それも全部外した。もし、このブログから買い物してくれた人が嫌な目に遭ってしまったら申し訳ないから。

イオンの時の記事にも書いたが、企業とは勝手に成長していくものではない。お客様という存在がいて、そのお客様から信用され、頼りにされてこそ成長していけるのだ。その事を忘れた企業はすべからく衰退している。

私は三木谷さんが決して嫌いなわけではなく、「成功の法則92ケ条」や「成功のコンセプト」等の本も読ませていただいた。この人は孫さんなどと並んで、間違いなく数十年に1人の傑物だと思う。

だが、どんな人でも商売をしている以上一番大事なのはお客様だ。三木谷さんはそれを忘れてしまったのだろうか。私は、あなたがかつて楽天市場を立ち上げた時、汗水垂らして企業に出店をお願いしたというエピソードに感動したものだ。その時の気持ちを思い出し、お客様第一の楽天に戻ってくれる事を切に願う。

(追記1)

11/9に楽天を見てみたら、今まで通常価格を載せていた店からも一斉に通常価格が消えていた・・・。20店舗どころの騒ぎじゃないし、ジャンルトップの店舗も平然とそういう事をしてたんだなと改めて思った。通販新聞の取材では特に不当ではないと答えていたのにどうして急に通常価格を外したのかな。なあうどんや。

(追記2)

11/11に楽天は不当価格表示についての説明をした。調査で見つかった不正価格表示は17店舗、1045商品。商品を購入したのは118人。代金の合計は46万9967円となった。楽天では対象店舗について、1か月のサービス停止を実施。さらに商品をキャンセルするユーザーに対して代金を現金および楽天のポイントで補償するらしい。

1か月のサービス停止?17店舗??1045商品???

処分が甘い。ほとんどの店が二重価格表示をしていたので17店舗で済むわけがない。二重価格表示をしていた店はことごとく通常売価を消したり、わざと通常売価の値段で販売して証拠隠滅を図っている。

どこかの花屋がうちも二重価格表示をしていましたとわざわざブログに書いていたが、お客様にとって二重価格は必要などと平気で書いていたのには衝撃を受けた。もちろんその花屋は営業停止なんだろうな三木谷さんよ。普通に営業しているけどな。

今回の対応は明らかに失敗だ。情報弱者はこの処分で納得するかもしれないが、長年ネット通販を利用している人たちにこんな言い訳は通用しない。

何年か前にインフルエンザが流行したのを見計らって、楽天の営業が店子にマスクを買い占めるように指示をだし、2万円で販売させようとしていた事を思い出した。やっぱり体質なんだろうな。

また楽天か!今度は新型インフル騒動に便乗しマスク買占め高値転売を加盟店へ指示

(関連のある記事)
楽天日本一大セールで買い物をする時は価格調査を徹底しよう
楽天セールでお買い得な商品を買いたいなら比較するべし!
楽天優勝セールでとんでもないショップにあたってしまった・・・

(関連のある外部リンク)
楽天社員が偽装指示 77%オフ不当セール|日刊スポーツ
元楽天のECコンサルタント's blog
楽天セールで“不当表示”指摘|NHKニュース
楽天優勝セールで不当表示 約20店舗、1,000商品にのぼる可能性|FNNニュース

食品偽装表示事件によく出てくる牛脂注入加工肉(インジェクション)について考えてみた

少し前に阪急阪神ホテルズの食品偽装表示が明るみに出て以来、それに追従するように他の飲食業の偽装も次から次に発覚している。

阪急阪神ホテルズの会見を見た時に、社長が「偽装ではなく誤表示です。」を連呼する様を見た時は、テレビ越しに殴ってやろうかと思うほどむかついたものだ。

だが、後に発覚した企業のカス対応を見ていると、阪急阪神ホテルズの対応は全然マシだったんだなと思い、一発目に問題になったのは可哀想だったなと少し同情している。

さて、今回の偽装表示事件の記事を見ていると、多くの企業で表題の牛脂注入加工肉という肉を使用していた。

なぜ偽装表示になるかというと、例えばこの牛脂注入加工肉(インジェクションビーフともいう)をステーキとして客に出す場合は、「このステーキは牛脂注入加工肉を使っていますよ」と分かりやすく表示しなくてはならないのだが、偽装表示企業たちはそれを表示せずに「和風ステーキ膳」などという名前で提供したからだ。

この牛脂注入加工肉なるものだが、見た目はきれいな霜降り肉なのに本当の霜降り肉と比べて格安だ。その安い肉を高い肉として消費者を騙し利益をあげようとした企業は救いようがないだろう。言語道断だ。

私は、今回の事件で初めてこの「牛脂注入加工肉」という存在を知ったのだが、第一印象は名前がよくないの一言に尽きるだろう。

牛の脂を注入し、加工した肉という非常に分かりやすい名前ではあるが、注入=ドーピングのような感じがしてなんか嫌だった。

景品表示法で表示するように定められているとはいえ、例えば【あつあつステーキ(牛脂注入加工肉使用)】などという名前の商品があったとしたら皆頼むだろうか?私は頼まないと思うな・・・。

だが、そういう偏見はよくない。私は亡くなった祖母から「見かけや肩書だけで人を判断してはいけない。」と何度も教えられてきた。この牛脂注入加工肉についてもどのような物か調べてから判断しよう。

牛脂注入加工肉(インジェクションビーフ)について非常に詳しく書かれていた記事を見つけたので引用させてもらう。

「インジェクションビーフ」とは、主に脂が無くて硬い赤身肉に脂を注入(インジェクション)し、サシを入れた牛肉でのことで、ブロック状の牛肉に巨大な注射針が60本から100本付いた「ピックルインジェクター」という機械を使用して牛脂を注入(注射)する。

マグロチャンピオンの料理道場より引用


概ねイメージ通りというか本当にそのままのようだ。サシがあまり入っていない赤身肉に針を刺して脂を注入するだけ。赤身が多い肉と聞けば、私はオーストラリア牛(なんか草臭くて苦手)をイメージするのだが、ああいう肉に牛脂を注入するんだろうな。

引用させてもらったサイトを見ていると、驚いた事にこの牛脂注入加工肉は年間8000t以上も生産されているらしく、ファミレスや安いステーキハウスに販売されているようだ。8000tといったら結構な量だと思うよ。

さらにこの牛脂注入加工肉をハムやソーセージに例えて分かりやすく説明していた。確かにハムやソーセージも加工肉だった。名前にインパクトがありすぎて全く別の存在のように思っていた自分が少し恥ずかしい。

安全性についだが、2、3件調べてみたところ大して問題のありそうな成分は含まれていなかったし、1日3食食べるような物ではないので全然気にしなくてもよいだろう。しいていえば乳化剤くらいだがマヨネーズにも入っているようなもので他にも数多くの食品に入っている。私的にはどこの国の材料を使っているのか分からないタレ漬け焼肉を食べるよりは安全だと思う。

結構な数の資料を見てみたが、どうやら当初の私の考えは間違っていたようだ。そして、やはり祖母は偉大だった。

牛脂注入加工肉は、私のような貧乏人でも安くて美味しい肉を食べられるようにした画期的な技術といってもよいだろう。この肉を狙って買うかどうかは分からないがもう偏見はない。

牛脂注入加工肉を製造している企業のサイトも数件覗かせてもらったが、イメージの悪さをなんとかしたいという気持ちが溢れた熱いメッセージを書いているところもあった。

今回の偽装表示事件でまたしてもイメージを悪くしてしまった感があるが、いろいろ調べてみて牛脂注入加工肉=悪ではないという事がはっきり分かった。

悪いのはこの肉を高い肉と偽って高額な値段で提供し、暴利をむさぼった飲食店であって、この肉自体、ひいてはこの肉を製造している企業ではない。製造企業からしたらこんなに迷惑な事はないだろう。

この技術は何かをごまかす為の技術ではなく、その物(肉)を昇華させる為の技術だという事をより多くの人に知ってもらい、「あ〜、これ牛脂注入加工肉だったんだ。やっぱり安くて美味しいよね。」といってもらえるような時代が来る事を切に願う。

でもやっぱり名前なんとかしてやれよと思うんだ・・・。

(注)同じような加工肉に「結着肉」という物があるらしいが、これは屑肉を接着して作っているらしい。これに関してはどんな肉が混ざっているのか分からないし、アレルギーや食中毒などの問題もあるので気をつけて欲しい。



・輸入牛 冷凍柔らか牛成型肉 1kgブロック

食品に関する法律と実務がわかる本




(参考にさせてもらったサイト)
インジェクションビーフ(霜降り加工肉)について考えてみる|マグロチャンピオンの料理道場
インジェクション加工牛肉『雪華肉』についてのご説明|小山畜産青梅工場

(関連のある記事)
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