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本当に安心安全な野菜・・・ネオニコチノイドとポストハーベストとは?

野菜は体に良い、肉は食べなくてもいいが野菜を食べなければ病気になってしまう、私も含めこのような考えの人は多いのではないだろうか。

しかし、最近よく野菜についての記事を読む機会があり考えさせられる事が多い・・・。

その1つがネオニコチノイド系農薬の問題だ。

ネオニコチノイド(英: Neonicotinoid)は、クロロニコチニル系殺虫剤の総称。ニコチン様物質を意味し、イミドクロプリド、アセタミプリド、ジノテフランなどが該当する。急性毒性は低いとされているが、昆虫に選択的に毒性を発揮し、人など哺乳類には低濃度で単独使用した場合には比較的毒性が低いとされているが、有機リン系農薬と併用した場合には頭痛や湿疹、ADHD(注意欠陥多動性症候群)に似た症状などが発生する場合がある[1]。一般家庭のガーデニング用から農業用、シロアリ駆除、ペットのシラミ・ノミ取り、ゴキブリ駆除、スプレー殺虫剤、新築住宅の化学建材など広範囲に使用されている。現在、農薬として世界100カ国以上で販売されている。


従来使われていた有機リン系は人への神経毒性が強いのでそれに代わる農薬として1990年代に登場し、近年多用されているらしい。

このネオニコチノイド系農薬は以前からミツバチ大量死(蜂群崩壊症候群=CCD)の主な原因とされており、このネオニコチノイドにより2007年春までに北半球の4分の1のハチが消えたともいわれている。

殺虫剤でハチが依存症に?農薬入りの餌好む傾向を確認、英研究-AFPBBNews

日本でも同様に異変が起こっている→ミツバチが生きた島、死んだ島―長崎県から報告

ただ、私は物事を大局的に見る事ができない人間なので、以前からCCDの事は知っていたがあまり関心を持っていなかった。大局的に見る事ができる人からすれば生態系が壊れる重大な問題だと思っていただろう。

私がこのネオニコチノイド系農薬に関心を持ったのはAFP通信のある記事を見た時だ。

EUの専門機関「欧州食品安全機関(European Food Safety Authority、EFSA)」によると、ネオニコチノイド系殺虫剤の「アセタミプリド」と「イミダクロプリド」は「人間の発達中の神経系統に影響を及ぼす可能性がある」という。



ネオニコチノイドは昆虫の神経伝達物質アセチルコリンの正常な働きを攪乱するらしいのだが、人間にとってもアセチルコリンは重要な神経伝達物質であり、昆虫と人間の神経系の基本はよく似ている為に以前から安全性が危惧されていた。

しかし、このような関連性が指摘されたのは今回が初めてだと思う。

新農薬ネオニコチノイドのヒト脳への影響

ちなみにネオニコチノイドの危険性を発表したEUに比べて、日本は果物や野菜に残留するネオニコチノイドの許容基準値が大幅に緩い(例:【キャベツ】アセタミプリド EU 0.01ppmに対して日本 5ppmと約100倍・・・)さらにネオニコチノイド系のクロチアニジンについては残留基準値を上げようという動きも見られる(パブリックコメントを募集していた)

さすがは農薬大国日本・・・。

主要国における農薬集約度ランキング.jpg


基準を厳しくしようと思っても文句を言ってくる国がいるから難しいところなのだろう。

アセタミプリド パブリックコメント.jpg


他国が健康面等に配慮して農薬基準を引き上げようとしているのに自分の国の農作物が輸出できなくなるからやめろとは・・・本当に大した国だお隣さんは。別に輸出してくれなくても結構。自分の国で食べてくれ。

それにしても、こんなに大量の農薬を使用している日本の野菜は本当に安全なのだろうか。

農薬集約度ランキングだけ見ると、危険だと思っていたアメリカですら日本に比べてはるかに農薬を使用していないではないか・・・。

そのあたりについて調べているとポストハーベスト農薬という言葉がでてきた。

ポストハーベスト農薬(−のうやく)は収穫後の農産物に使用する殺菌剤、防かび剤などのこと。ポストとは「後」、ハーベストは「収穫」を意味する。日本では収穫後の作物にポストハーベスト農薬を使用することは禁止されている。しかしながら米国をはじめとする諸外国から輸入されている果物等は、収穫後に倉庫や輸送中にカビ等の繁殖を防止するために薬剤が散布されることがある。



海外から農作物等を輸入する場合、長距離、長時間の移動を伴う為に農作物が腐らないように薬剤を散布する。これは海外でも自国向けの農作物には禁止されているのだが、外国産で日本へ輸出する果物や穀物には何度もポストハーベスト農薬を散布しているようだ。

ポストハーベスト農薬には、枯葉剤と同じ成分を含むものも使用され、ガンの発生率を高めたり、遺伝子異常を引き起こしたりするものがあることから以前より批判されている。

前門の虎、後門の狼のような状態になってきた。農薬をたくさん使用している日本産の野菜・・・ポストハーベスト農薬を散布している外国産・・・。

逃げ道は国産の無農薬しかないと調べてみれば「無農薬野菜の方が危険」などという記事まである始末。近畿大学の研究グループが発表した記事を根拠にしているものが多かった。

シリーズ「農薬の安全性を考える」無農薬栽培農産物は本当に健康に良いのか?

野菜や果物にはカビや病虫害から自分自身を守る免疫のような働きをする物質(生体防御たんぱく質)が含まれており、人間が野菜や果物を摂取した時にまれにアレルギー反応を起こす事があるらしい。

無農薬のものは病気や虫害に遭いやすい為、農薬を使用しているものに比べてこの生体防御たんぱく質をたくさん作りだす=アレルギー反応が起こりやすい=危険という事のようだ。

これについては有機野菜で有名な"大地を守る会"の方がブログで「だから何よ。」と反論しており、私も同意見である。

これは植物が本来持っている力に起因するもので、農薬が開発される遥か以前から備え持ってきた機能であって、人もまた当たり前のようにそれらを食べ、かつ共生してきたものだ。したがって、あらゆる食品に内包するものだと言えるだろう。たとえば蕎麦やバナナでアレルギー症状が出る人がいるからといって、蕎麦やバナナに毒があるとは言わないように、植物には必然的に備わっているもの、と冷静に受け止めるべきものではないだろうか。



様々な人が様々な方向から意見を述べているので本当にどれが正解なのか分からなくなってくる・・・。

しかしながら、ネオニコチノイドに関しては人体への危険性が明らかになった場合は速やかに代替について考えるべきだろう。アセタミプリドを開発した日本曹達(株)はアセタミプリド安全性については、客観的な評価がなされているとの見解を述べているようだが・・・。

【日本曹達】ネオニコチノイド系農薬の安全性で見解-農業協同組合新聞

ポストハーベスト農薬については賛否両論なのでなんともいえないが、私個人としては自治体や国が残留農薬等の検査を行っているとはいえ何度もすり抜けているのでできる事なら外国産は避けたいと思っている。

「農薬等を気にしていたら食べる物が無くなるよ」という人もたくさんおり、私も「ごもっとも」という気持ちはあるが、ただちに影響がないにしても私や妻はともかく子供たちには食べさせたくはない。

日本でも農薬や肥料(肥料も農薬と同じくらい注意が必要)に対して問題意識を持ち、できるだけ体に良いものを作ろうとしている人たちも増えてきている。多少値段が高くてもそのような野菜やコメ、果物を選びたいなと思った。

健康でいられるように食べている野菜で不健康にならないように。

新農薬ネオニコチノイドが日本を脅かす―もうひとつの安全神話




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