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コンタクトレンズは怖い!不精や無知は失明につながる可能性も

視力が落ちてくると否応なしに眼鏡orコンタクトレンズの二択を迫られる事になる。眼鏡には眼鏡のコンタクトレンズにはコンタクトレンズの良さがあると思うのだが、コンタクトレンズの方が受けがいい感じがする。

私も昔は身なりを気にする方だったのでコンタクトレンズをつけていた。しかし、日々のメンテナンスをきちんとしなかった為に角膜に傷がついてしまった事と、もともとドライアイだったので医師に眼鏡をすすめられてからはずっと眼鏡派だ。

冴えない眼鏡派の私だが、先日眼鏡でよかったと思う出来事があった。同僚が会社を長期間休む事になった。その理由はコンタクトレンズを長期間外さずにいた事でアカントアメーバによる角膜感染症になってしまったという事だった。

たかが目の病気でそんなに長期間休まなければいけないのかと思った事とアカントアメーバという言葉を聞いた事がなかったのでこのアカントアメーバ角膜感染症というものについて少し調べてみた。

アカントアメーバ.jpg

アカントアメーバというのは原生生物の一種のようで、土壌中や淡水域等、どこにでもいるらしい。その中で一部の種が感染性を持ち、我々人間や他の動物に角膜炎や脳炎を引き起こすとの事だ。

患者さんの画像もたくさんあったので3症例くらい見たのだが白目の部分が充血し真っ赤になり、黒目の部分が真っ白になっていた。

さらに調べていくと、このアカントアメーバが尋常ではないくらい恐ろしい事が分かった。

このアカントアメーバは通常なかなか感染を起こさないものなのだが、もし感染してしまうと治療は困難を極めるようだ。

アメーバなので当然特効薬はなく、基本は抗真菌薬の使用とそれに加えて感染した角膜表面を何度も削る治療を併用する必要があり、根治には何カ月もかかるらしい。しかもまだ根治するなら救いようがあるのだが、失明する事もまれではないようだ(同僚は医師から失明の可能性が非常に高いと宣告されている)。

日本眼科学会のホームページにはこう書かれている。

アカントアメーバ角膜炎を発症した人のほとんどはソフトコンタクトレンズ使用者です。毎日使い捨てにしなければならないレンズを再度装用してしまったり、再装用可能なレンズでもこすり洗いやすすぎなど、決められた取り扱いができていない場合がほとんどです。


さあ、少しでも心当たりがある人は手遅れになってしまう前に今までのコンタクトレンズの習慣を改めよう。

アカントアメーバ角膜感染症の予防には、正しいレンズケアが最重要だ。日本コンタクトレンズ学会にレンズケアの注意点が書かれていたので記載していく。

1.コンタクトレンズを使用する際には、眼科専門医の処方と指導を受け、定期的に検査を受ける

定期的に検査を受けるという部分は非常に重要だと思う。私がコンタクトレンズをつけていた時は必ず検査をしないとレンズを売ってくれなかったものだが、今ではインターネット通販で簡単に安く検査なしで購入できるようになった。だが、検査によって異常が早期に見つかる事もあるので定期的に検査を受けるべきだと思う。

2.手を十分に石けんで洗ってからコンタクトレンズを取り扱う

眼科で初めてコンタクトレンズをつけた時、看護師さんに口を酸っぱくして言われたのがこれだ。手についた細菌を落とす意味でも重要な事なので必ず守ろう。

ケア前の手洗い.jpg

3.コンタクトレンズをはずした後に、必ずこすり洗いを行い、十分にすすぐ

これも非常に重要な事だ。レンズに付着した汚れや細菌などの微生物をできるだけ落としておくと、レンズケア用の消毒剤が効果を発揮しやすくなる。逆にいうとこすり洗いをしないとせっかくの消毒剤の効果が発揮できなくなる。レンズを外した後は必ずこすり洗いしよう。

こすり洗いの頻度.jpg

4.レンズケースは毎日しっかり洗い、自然乾燥させる

意外と盲点なのがレンズケースだ。いくらコンタクトレンズを清潔にしていてもレンズケースが汚染されていれば意味がない。コンタクトレンズと同じくらいレンズケースも清潔にする事を心掛けよう。

5.レンズケース内の消毒液は毎日新しいものに交換する

消毒剤を注ぎ足して使用すると、アカントアメーバは死滅せずに残存する可能性があるので必ず新しいものに交換する事。

6.レンズケースを定期的に新しいものに交換する

これも非常に重要な事だ。こまめにレンズケースを清掃しても限界があるらしい。レンズケースからの汚染を避ける為にも最低1.5ヵ月〜3ヵ月で新しいレンズケースに交換しよう。

レンズケース交換の頻度.jpg

7.レンズケア用品は開封後すみやかに使う(長期間の使用は危険である)

レンズケア用品は開封すると劣化が始まり求められる効果を発揮できなくなってしまう。開封後はできるだけ早く使おう。

8.コンタクトレンズ、レンズケア用品は清潔な場所に保管する

9.コンタクトレンズのすすぎは、こすり洗いの後だけではなく、装用直前にもう一度、レンズケースから取り出した後に、十分量のMPSあるいは保存液(すすぎ液)ですすぐ

ここで挙げた注意点は全て重要だが、その中でも赤字で書いた点は特に気をつけて欲しい。

石鹸での手洗いとレンズのこすり洗いを必ず行い、レンズケースを 3 ヶ月以内に交換するという 3 点の注意点を守ってケアを行っていた人は注意点を守っていなかった人に比べてアカントアメーバ汚染率、細菌検出率ともに低かった


国民生活センターの資料でも上記のとおりだ。

少し前からカラーコンタクトレンズ等も登場してきてファッション感覚のようにコンタクトレンズをつける人も増えてきているが、コンタクトレンズは医療機器という事を忘れないで欲しい。

私の同僚のように取り返しのつかない事になる前に、コンタクトレンズは使い方を誤れば危険という自覚を持って自己防衛して欲しい。子供が装着する場合は保護者がしっかり知識を持って正しい習慣作りをしてあげよう。

注記
カラーコンタクトレンズは以前は雑貨品扱いだったが、品質について国の基準が設けられていなかった為、安価な商品が量販店やインターネットなどで販売され、失明にもつながる目の障害が発生していた。

こうした状況を受けて、経産省と厚労省は、カラーコンタクトレンズも一般のコンタクトレンズと同じように、2009年に薬事法で品質や販売方法を規制した(医療機器へ)のだが、韓国製等で医療機器として認可されていない物が出回っている。

このようなカラーコンタクトレンズは日本の安全基準審査をクリアしていない粗悪品なので、たとえ値段が安くても絶対に避ける事。


AOセプトクリアケア 360ml×3本パック



ソフトレンズケースセット3個




(参考にさせてもらったサイト)
ソフトコンタクトレンズ用消毒剤のアカントアメーバに対する消毒性能 −使用実態調査も踏まえて−|国民生活センター
日本コンタクトレンズ学会
日本眼科学会
【失明】本当に洒落にならない未承認韓国カラコン【注意喚起】|NAVERまとめ

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